経歴

  1. 2025年1月 〜 現在

    株式会社小野測器

    コネクトラボ 先行技術チーム

    無線計測モジュール

    電圧・温度・熱流を対象とした新型無線計測モジュールの開発。小型かつ無線で長時間計測できるため、多点計測や回転体への計測を容易にする。

    【役割】
    • 試作基板の回路設計
    • 基板単体テストの実施
    • 業界関係者向け社内展示会での説明員

    【実績】
    • 熱流計測、多チャンネル計測、耐熱(〜105℃)などの新機能を追加
    • 機能追加に加え省電力設計により、前作同様の計測時間を実現
    • 展示会での引き合い獲得

    古瓦を対象とした打音検査AIシステムPoC

    四天王寺六時堂の大規模修繕に際し、屋根瓦の打音を計測。瓦向けの打音検査AIシステムの実験を行う。(株式会社大林組、株式会社ジャストと連携)

    【役割】
    • 打音計測の実験計画および管理
    • 打音データの前処理および解析

    【実績】
    • 国宝・重要文化財クラスの伝統建築物のDX事業にチャレンジする
    • 瓦打音データセットの構築

    組み込み向けAIの調査

    新製品に組み込むマイコン上で動作するAIモデルや実現可能な処理を調査する。

    【役割】
    • モデル設計および組み込み向けへのモデル変換
    • 少ないリソースでも動作するアルゴリズムの調査

    【実績】
    • 社内向け調査報告会の実施
    • リザバーコンピューティングについて技術報告書を発行
  2. 2024年1月 〜 2024年12月

    株式会社小野測器

    コネクトラボ AI技術チーム

    外壁タイルを対象とした打音検査AIシステムの開発

    PoCから開発に移行。より現場で手軽に検査できるようiPhone向けタイル剥離推定デモアプリを開発する。また、アルゴリズムの評価を目的とした検証実験を行い、学会発表や展示会出展を行う。(東京都市大学と連携)

    【役割】
    • Swiftを用いたiPhone向けタイル剥離推定デモアプリの開発
    • 共同実験の計画、実施、解析
    • 2024年度建築学会大会の論文執筆および口頭発表
    • 各種展示会での説明員

    【実績】
    • 自社初のiPhoneアプリ開発を行い、環境を整える
    • 本取組で社内功労表彰 チャレンジ賞を受賞する
    • メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2024、JAPAN BUILD TOKYOへの出展

    USB Type-Cマイクロホン

    スマートフォンでも手軽に高精度で計測できる校正済みUSB Type-Cマイクロホンの開発。

    【役割】
    • アナログフィルタ設計
    • 音響特性の計測および評価

    【実績】
    • センサ部の周波数特性を打ち消すフィルタを作成し、可聴域でのフラットな周波数特性を実現
    • PythonとLTspiceを連携し、在庫部品の中から最適なフィルタを設計するツールを作成
    • 無響室での音響特性の計測を行い、計測器としての性能を担保する
  3. 2022年11月 〜 2023年12月

    株式会社小野測器

    技術本部 AI推進室

    外壁タイルを対象とした打音検査AIシステムのPoC

    タイルの打音からタイルの剥離を推定する打音検査AIシステムのPoCを行う。打音計測からアルゴリズム開発などの実験、論文執筆や特許出願を行う。(株式会社ジャストと連携)

    【役割】
    • 実験の計画、実施、解析
    • タイル剥離推定アルゴリズムの開発
    • PyQtを用いたタイル剥離推定デモアプリの開発

    【実績】
    • PoCで99%の剥離推定精度を実現
    • 打音検査装置、方法、プログラムで特許出願し、後に権利化
    • デモアプリを開発し、現場での手軽な計測および推定を実現
    • 本取組について社内技術発表会で発表し、最優秀賞を受賞

    人材育成

    社員や学生向けに、技術伝承や当社での取り組みを紹介する。

    【役割】
    • 新入社員向けのAI研修の講師
    • 学生向け1dayインターンの講師
    • 社内ゼミの講師

    【実績】
    • 研修を受講した新入社員が自部署に配属
    • 1dayインターンを受講した学生が2名内定承諾
  4. 2022年4月 〜 2022年10月

    株式会社小野測器

    総務人事ブロック 新入社員

    新入社員研修

    社会人基礎力の習得、各部署の業務を実務を通して学ぶ。

    【実績】
    • 開発研修の結果を協力会社に展開する
    • ソフト研修でバグを見つけ、修正するマージリクエストを提出
    • 半期の成果が評価され、+判定を取得
  5. 2020年4月 〜 2022年3月

    富山県立大学大学院

    工学研究科 知能ロボット工学専攻 修士課程
    平原・森川・モクタリ研究室

    修士課程研究
    「視覚刺激が両耳間差による音像分離知覚に与える影響」

    ヘッドマウントディスプレイによる視覚刺激が、ヘッドホン受聴における聴覚要因(両耳間時間差・音圧差、スペクトラルキュー)による音像の分離知覚に及ぼす影響を明らかにし、日本音響学会などで発表を行う。